もうすぐ90歳になる祖父と二人旅をしました。
忘れられない特別な旅になりました。
“汽車”に乗り、神戸
春に祖母が入院してから、祖父は一人暮らしをしています。
週末は父が片道2時間半かけ田舎へ戻り、祖父の家で過ごしています。
近所に気にかけてくれる親戚はいるものの、普段の祖父は一人。
わたしもできる限り顔を見せるようにしていますが、がんばって月一が今の限界。
電話するたびに寂しそうな祖父の声が気になっていました。
先日、祖父の家へ行った時、
『じいちゃん、涼しくなったら神戸へ行ってみる?』
そう聞いてみると祖父の顔は一気に明るくなりました。
『久しぶりに汽車に乗りたい』
その思いを聞き、新幹線で神戸へ行くことを決めました。
神戸は祖父が小学6年生まで育った場所で、今は叔母(祖父の娘)家族が住んでいます。
わたしは3ヶ月ぶり。
祖父は従兄弟の結婚式以来、3年半ぶりです。
初めての二人旅
祖父母は昔から旅行が好きでした。
日本で行ったことのない場所はないと言います。
私も何度か同行させてもらい、3人で旅行をしたことも。
今は祖母を連れていくことは叶わないので、祖父と私の初めての二人旅。
新幹線に乗ってうれしそうにしながらも、
『これが最後になるなぁ・・』と弱気な祖父を励まし、叔母の待つ神戸へ到着しました。
Webでの切符購入も、自動改札機もぜんぶ新鮮だったようで、ずっとうれしそうにしていた祖父。
到着した日はそのまま叔母の家にお世話になりました。
朝食をいただきながら、祖父、叔母夫婦とゆっくり話す時間が幸せでした♪
叔母の家は明るくて、物が少なくていつも居心地が良いです。
祖父も久しぶりの娘の家ですっかりリラックスしていて安心しました。
泊まりたかったレムプラス
2日目は従兄弟を呼び、祖父と叔母と4人でホテルへ泊まりました。
今回の宿はレムプラス神戸三宮。
『上質な眠りを』というコンセプトらしく、ベッドやパジャマがとても良かった!
枕は低反発のものと、柔らかめのものと2種類置いてありました♪
静かで落ち着くいいお部屋でした。
祖父も部屋にあったマッサージチェアを試して上機嫌^ν^)
お風呂には大きな窓があり、神戸の夜景を見ながらゆっくり入浴できます。
2部屋を予約していて、海側の部屋は祖父と従兄弟が泊まり、山側には叔母と私が泊まりました。
それぞれの部屋から見える夜景が違っていて贅沢〜♡
夜は、美容好きな叔母と韓国コスメを買い込んで、パックをしたり色んな美容グッズを試して楽しい時間。
わたしは濃いピンクのベリーの香り。
叔母はピンクグレープフルーツ♪
なくなったらまた買おうねと約束しました(^^)
やりたいこと100が叶った
この旅の1番の目的は、祖父が小6まで育った場所へ訪れること。
私の曽祖父は石炭会社で働き、曾祖母は神戸元町で小さなコーヒースタンドをしていたそうです。
その話を聞いたのは、ほんの数ヶ月前。
祖父との散歩中、何気ない会話のなかで聞きました。
祖父が歩けるうちに一緒に神戸を訪れたいと、叔母に相談したところ、
叔母や家族が、わたしの勝手な想いに賛同してくれ、色々と準備をしてくれた結果、今回の旅が実現しました。
子供のころの祖父が住んでいたのは、今の栄町通6丁目あたり。神戸中央郵便局の近くです。
当時はすぐそこが海だったと話してくれました。
物静かな祖父は穏やかに、懐かしそうにしていましたが、私は嬉しくて嬉しくて、、!!
死ぬまでにしたいこと100のリストに、ひとつチェックがつきました。
☑️祖父が幼少期を過ごした場所へ連れて行く
元気になった祖父
私は仕事があったので3日間の滞在でした。
祖父はそのまま1週間、叔母の家にお世話になり、昨日自宅へ帰りました。
迎えに行った父によると、祖父は終始ご機嫌でずーっと神戸での出来事を話していたそうです。
『自分はいつでも行けるからと、はなに伝えておくれ』と言われたそう。笑
元気だなぁおじいちゃん(゚∀゚)
楽しい思い出ができてよかったね!
祖父と旅をしたおかげで、バリアフリーになっているお店や、駅がとてもありがたいと感じるようになりました。
そして、もしご高齢の方がサポートが必要な時は躊躇せずに声をかけたいと思います。
いつまで元気でいてくれるかわからないけれど、叶う限り、祖父との時間を大切にしたいなぁ。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
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